2014-01-01から1年間の記事一覧

中国の文化

中国の文化は、黄河を境に北と南で大きく異なります。食べ物や言葉も変わってきますが、北の文化は、男性上位でこれは韓国、日本の文化になりますが、南の文化は女性上位で台湾や香港などの文化になります。女性上位で特に有名なのが上海です。中国嫁日記で…

『親鸞「四つの謎」を解く』を読んでいます

梅原猛さんの『親鸞「四つの謎」を解く』を読んでいます。親鸞聖人を「親鸞」と呼び捨てにする本は好きでなく、信仰の参考にはできないのですが、それでも読み進めています。呼び捨てにする風潮になって長いのかもしれません。Xプロジェクトだったでしょうか…

機法一体

さて、機法一体について、先日勉強したのでまとめておきます。 親鸞聖人は、機法一体の言葉は使っておられません、しかし、絶対不二の教、絶対不二の機と教えて下さっています。絶対不二の機とは、つまり信心のことで、絶対不二の教は、阿弥陀仏の本願を指し…

仏壇用のLEDスポットライト

昨日、仏壇用LEDスポットライトを購入してつけてみました。 一昨年に六角吊灯籠の電球が切れてしまったため、LEDの電球を用意しました。今回、そのセットに、仏壇用LEDスポットライトを追加してみました。中央の御本尊が明るく照らされて大変綺麗です。 皆様…

仏の智慧には叶わない

これは大智度論の物語(二)に出てくる内容で、先生もよく話されたものです。 舎利弗の智慧がお釈迦様に比べていかに小さいかを示した話です。 ある時、鷹に追われた鴿がお釈迦様のところにやってきました。お釈迦様が三昧から立ち上げって歩いておられると…

叢林集の学問の引用

先日、慧空さんの書いた叢林集の学問について、友達に話をしました。慧空さんは、本願寺大谷派の講師の方で大変有名です。少々、引用したいと思います。これは国立国会図書館のデジタルライブラリから見ることもできます。 学問 仏法東漸の理、玄奘西記の旨…

難陀へのお釈迦様の方便の話

お釈迦様の異母兄弟の難陀に対する釈尊のなされた勧化の話です。 この方は、お釈迦様が異母兄弟で、マーヤー夫人の妹の摩訶波闍波提と浄飯王のお子さんでした。お釈迦様が出家してからは、浄飯王は難陀を跡継ぎに考えていたのです。また、大変綺麗な人と結婚…

七地沈空の難

「七地沈空の難」についても、大智度論の物語の中に書かれてありました。 前いた団体では、この七地沈空の難を異安心になぞらえて話をしていた人がいました。つまり、大変な大きな喜びが起きてそれを信心と間違える歓喜正因の異安心になぞらえて話をしていた…

大智度論の物語から

最近表題の本を読んでいます。 三枝 充悳さんの書かれたものです。 この話は二巻目ですが、目の引く内容があったので紹介します。これは他の本で読んだことがありました。少し表現が違っており、以前読んだ本の方が最後のところがお釈迦様についてが分かりや…

千の風になって

この歌がまだ流行っていますね。この歌で慰められることもあるようですし、オペラということもあり、家内も好きでうたっているため、息子も影響されてうたっています。 一度、家内とこの歌の件で喧嘩というか少し注意しました。 私の言いたいのは「仏教思想…

息子がかえってきました

8月27日息子が中国西安から帰ってきました。 ビックリしたのが、中国語をペラペラしゃべっていることで、たった三週間でこれほどしゃべるのかと、子供の言語獲得能力はすごいもんだなぁと感心させられました。(中国に行く前は、中国語の聞き取りはできるよ…

「倶舎論註、ウパーイカーの研究」を手に入れました

先日、仏教書籍の古本屋の東陽堂書店に行ってきました。 あそこのおかみさんには顔を覚えられているのか、どういう理由か分かりませんが、いつもいくらか安くして下さいます。(それ以外の方が席に座っている場合があるのですが、そういう場合はディスカウン…

長安は仏教とご縁のあったところ

西安は、昔の長安です。長安は、善導大師とご縁の深いところですが、たどれば鳩摩羅什がいたところでもありますね。どうやら息子たちが鳩摩羅什の草堂寺に参詣したようです。写真だけアップします。

息子は今西安に行っています

「息子はどこから来たのだろうか」と時々息子に不思議な特性を感じることがあります。 もともと、息子は親と違って頭が一回り大きく生まれて、生まれるときも頭が引っ掛かって出てこられなかったほどでした。家内や私の頭より大きい感じです。また、だいたい…

観無量寿経の無言の部分

前いたところでは、観無量寿経について、いくつか不自然は教えぶりをしておりました。いたころから少々不可解に思っていたことでしたが、次のあげてみたいと思います。 1 「世尊は威重にして、見たてまつることを得るに由なし」の解釈について これを「世尊…

凡夫らしい姿をみるべき

先日、範浄文雄氏の大満の修行と二河白道いう節談説法を聞きました。動機はどちらも前にいた会のときに説法で聞いたものだったからです。特に大満の修行については法雷ではほとんど話されないないようで、史実とは違うと理解しておりますが、この話のルーツ…

相手を許す

相手を無罪放免にする手段ではなく、自分を自由にする手段、それが「許し」です。「許す」ことにより、私たちはさらなる希望と決意を手にすることができ、より明るい未来に向かって進むことができます。 (ダライラマbot)から以前にも書きましたが、チベット…

相待と絶待

「龍樹・親鸞ノート」を読んで「そうなんだなぁ」と思ったことがあるので書いておきます。昔の仏教の本を読むと書いてあることが多いのですが「相待や絶待」という字をよく使われています。その理由を特に考えてきませんでしたが、そうかもなぁと思ったので…

血涙血汗を流す

三品の懺悔というのがありますね。善導大師が教えられたものです。 上品の懺悔とは、身の毛孔のうちより血を流し、眼のうちより血出すをば上品の懺悔と名づく。 中品の懺悔とは、遍身に熱き汗毛孔より出づ、眼のうちより血の流るるをば中品の懺悔と名づく。 …

お釈迦様の遺跡で・・・

玄奘三蔵の本で思い出しましたが、玄奘三蔵やその前にインドに行った法顕さんもお釈迦様の因縁の深い遺跡で大変落涙されたという話が出てきます。法顕伝から、引用しますと、 法顕は、新城の中で香華、油燈を買い、二人の老比丘に頼んで送ってもらい、耆闍崛…

法然上人の御影像

そういえば、瑞剱先生が病気で臥せっておられたときに、法然上人の御影像を見て心が落ち着いたというお話しを聞いたことがございます。法然上人のお姿は本当に優しくて心が和みます。元祖法然上人御影

痛みの苦しみ

激しい痛みといえば思い出されるのは、戒賢(シーラバトラ)法師の話です。ここに紹介しておきます。戒賢法師は、ちょうど玄奘三蔵のお師匠様にあたる方ですが、リウマチを患っていたそうです。 リウマチは今は進行を止める薬があるようですが、当時は治療法…

魔方陣の解法、ヒンズーの連続方式

最近やっと体調が改善しました。ピリピリするのや、こすれによる痛みはまだありますし、雨の日など痛みを感じますが、日常生活をする中で痛みを忘れることが多くなっています。実は、他のものに集中することで痛みを軽減させるために、ここしばらく数独とい…

帯状疱疹を患いました:(

帯状疱疹を患いました。中国医学ではこの病気の原因は毒素が体にたまったからだと言いますが、仏教学的には、業報だといいますね。いずれにせよ相当悪いことをしてきたんだろうなぁと。。。西洋医学では、この病気は、水疱瘡を患ったことがある人は、水疱瘡…

AUに変えて思うこと、SBとAUの機能比較

家内が、どうしてもスマートフォンを使いたいと言い出したので(家庭の事情で常に親と通信できる状態にしたいという話だったので)、SBからAUに乗り換えました。国際通信がスマートフォンでできるようになったため、Skypeの月々固定をやめたりなど、価格面で…

五十音図について

前紹介した『仏典はどのように漢訳されたのか』の中で紹介された『五十音図の話』という本を読んでいます。私は五十音図は戦後などに整理されたものだと勝手に思いこんでおりました。 五十音図の話 馬渕 和夫 どうして勝手にそう思ったかというと、私の先生…

諱(いみな)と字(あざな)

諱(いみな)と字(あざな)というのがありますね。些細なことで特に関心ももたず深い勉強もせずに来ておりましたが、たとえば、中国の三国志などでも諱(いみな)や字(あざな)が、場面場面で使い分けられており、ドラマを見ていて時々混乱したのを記憶し…

『大無量寿経』は編輯経典ではないか

前紹介した『仏典はどのように漢訳されたのか』という本の中に、偽経と真経の中間に編輯経典というのをあげています。そのジャンルの中に「異なる訳者の部分訳をつないで一つにしたもの」というのがあります。今の『大無量寿経』について考えるにこれに当た…

『仏典はどう漢訳されたのか』

仏典はどう漢訳されたのか――スートラが経典になるとき というの本を今読んでいます。 詳しく書いていて面白いですね。それに知っている三蔵の説明が多く出てまいります。 よく見れば、この船山徹さんは岩波文庫の高僧伝を書いた人と同じ方でしたね。 この本…

継子(ままこ)根性

数時間、息子を友達に預けて、かみさんが用事に出かけました。保育園に預けていた時期もありますが、久しぶりだったから、どうなるか少し心配でしたが、息子は友達の家で普段と違って「行儀よく」していたそうです。 その話を聞いたときに、表題のことを思い…