2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
仏典はどう漢訳されたのか――スートラが経典になるとき というの本を今読んでいます。 詳しく書いていて面白いですね。それに知っている三蔵の説明が多く出てまいります。 よく見れば、この船山徹さんは岩波文庫の高僧伝を書いた人と同じ方でしたね。 この本…
数時間、息子を友達に預けて、かみさんが用事に出かけました。保育園に預けていた時期もありますが、久しぶりだったから、どうなるか少し心配でしたが、息子は友達の家で普段と違って「行儀よく」していたそうです。 その話を聞いたときに、表題のことを思い…
順世派というのが、お釈迦様時代にありました。これは六師外道の中の一つとされています。 この順世派の考え方は、唯物論であり見たものしか信じないという考えかたで、前世や来世のあることも否定しました。ちょうど今の科学信仰に似ていますね。 ちなみに…
近代の仏教学者は、この輪廻思想が無我思想と背反しているとして無我思想が仏教の教えならば、輪廻思想は迷信であると決めつけたわけです。 これを裏付ける根拠としての無記というのをあげているわけです。 さて、無我思想は、無我であるという事実に目覚め…
仏教について、現代仏教学(日本および西洋)が問題視している思想は次の通りであります。 これは学者の問題でもありますが、仏教での勉強において多少なりとも影響があるため、ここに列記しておきます。特に息子にはこの三つの点に注意深く研究すべきこと、…
瑞剱先生は臨終説法をよくされておられますが、若い方などで臨終に瑞剱先生の説法を聞かれてお慈悲を喜ばれたて亡くなられた方も多いようです。 この話は私の先生から聞いた記憶がありますが、化土往生された方は、善知識に会うためだけにこの世に生まれるの…
それは瑞剱先生が教化をされていた人の話です。 その方は広島のお同行でしたから、説法はどこまでも聞いており、布教使の先が話せるほどだったらしいです。瑞剱先生がお好きでよく聞きに来られたようですが、ところがどんなに聞いても喜べないとその方は言っ…
それは、一大事に驚いて長く求めた方の話です。 先生のお知り合いの方だったようで、小さいころに「後生の一大事」に驚いて夜中にお寺さんを訪ねて行って、介抱をお願いしたことがあるようです。お寺さんは、こんな遅い時間に来られても困るというような対応…
最近、このような言葉が政治で取り上げられました。 これはもともと仏教から来た言葉です。よくできた馬は鞭で打たずとも、影を見ただけでいうことを聞くということでしょうが、果たして、私たちはどうでしょうか。ここでは鞭は無常を指しますね。 我々は決…
慧能―禅宗六祖像の形成と変容 (唐代の禅僧) という本を読みました。禅宗について疑問に思っていることもあり、勉強したいと思ったのが動機です。 慧能というのは、達磨大師から数えて六代目の方で『金剛般若経』の逸話などをよく説明されることが多く、それ…
年末は、台湾に治療に行っておりました。息子に3週間も会えなかったので寂しいものでした。 台湾の人は皆優しかったです。それに親日感情が高いためでしょうか、ホテルなどでも大変親切にしてもらえました。 私の行っていたところは、気功で病気を直すところ…