息子は今西安に行っています


「息子はどこから来たのだろうか」と時々息子に不思議な特性を感じることがあります。

 もともと、息子は親と違って頭が一回り大きく生まれて、生まれるときも頭が引っ掛かって出てこられなかったほどでした。家内や私の頭より大きい感じです。また、だいたいの体型は私に似ているものの、足の形が私にも母親にも似ていません。私は日本人に多いエジプト型です。かみさんも似た感じですが、息子はスクエア型といって、仏足石に書かれている仏様の足のような形をしています。

 それに、すごい食いしん坊のくせに、他の人がくれた食べ物には手を付けません。まるで危険な毒を扱うようなそぶりをして、母親か父親がいいというまで食べようとしません。先日、息子と歯医者さんに行ったときに歯医者さんがペットボトルのジュースを息子にくれたのですが、そのまま飲もうとせず、私のところに「飲んでいいか?」と聞いてきました。また、よくお婆さんが飴をくれたりしますが、同様に食べようとしません。飴は大好きで、家ではダメと言っても食べたがるのですが、よほど信頼した人からもらわない限り口にしないようです。時々、家内のお友達の家に息子を預けることがあるのですが、その方にも息子と同じくらいの娘さんがいて、家内は子育てが大変だったため、共同で育てるようにしていたので、その方だと信頼して食事も食べるようです。しかし、先日は、そこにその方の友達が子供を連れてやってきて、皆で食べるようにおやつをくれたらしいのですが、息子は食べようとせず、お友達が説明してやっと少し食べたくらいだといいます。変わった習性です。

 何か過去世に富貴な家にでも生まれていて命を狙われるような環境だったのかなぁとか思ったりしました。

 それと、年上の人が男女問わず好きなようで、電車に大勢中学生が乗ってきたときなどは「ああ、大勢お友達!」と言いながら、走って近づいて行ってタッチをしようとします。初めての人でもお友達と思う感覚がちょっと私には理解できないのですが、そういう不思議な特性があります。

 こういう特性は大人になると薄れるのかもしれませんが、健やかに育てて行きたいです。

 さて、息子は8月に入り3週間強の予定で中国の西安の仏教道場に行きました。息子は家内の中国語は理解できるのですが、家ではあんまり中国語を喋っていないので大丈夫かなぁと心配していたのですが、現地では中国語をたくさん話しているようです。子供の言語獲得能力はすごいものだなぁと関心しています。

 元気に帰ってくることを願っています。