懺悔について

最近、ティク・ナット・ハンのマインドフルネスというメソッドがビジネス業界にも浸透しはじめています。マインドフルネスで検索するとたくさん出てきますね。なんというか、流行に乗ってビジネスをしようという心がたくましいですね。そのせいか、心の時代でも再放送していますね。。。


ティク・ナット・ハンのマインドフルネスは止観の初歩というところで、数息観に近いものですね。適度の集中力で、心を切り換えるというものです。


浄土真宗はこういうメソッドを説明しておりません。自力的解決方法は教えられていません。どちらかというと、皆、他力の信を得て解決するという考え方です。

私は、最近、大乗起信論を勉強して思うのは、この中で、礼拝と同時に懺悔ということを初学として大切にしております。せめて、私たちは礼拝と同時に懺悔ということも大切にすべきではないでしょうか。。。。

チベット仏教では、毎日、白と黒の石で自分の生活を反省するということを教えております。
一日の反省として、良いことをしたことを思い出したら、白い石を、悪いことをしたと思ったら、黒い石をおいて行くのです。それを実践した人が、最初は、真っ黒だったものが、最後には真っ白になったという話があります。

私たちも、せめて、こういう心がけで五正行を実践し、その中に懺悔ということを礼拝と同時におこなうのがよいのなぁと思う今日このごろです。


先日、サイエンスゼロでも放送していました。何というか、正知を育てるところがあるんだなぁと思いました。
自分には正知が足らないので、こういう訓練はよいかもしれないと思い始めました。まあ、解脱のためとかいうと雑行になりますが、そういうことを訓練のように思えばいいかもしれません。