怒りを減らすには(ビジネスにて)

入菩提行論の勉強をしています。

これは全く聖道門の話で、浄土門の人にはほど遠い高尚な話しばかりです。
私は怒りを忍耐する方法などの実践論はないものかと悩みながら読んでいますが、世間八法(名誉や財産)をまず捨てよというところから始まります。名誉や財産を追いかけていては、聖道門の修行にならないのです。

ただし、出家でもしない限りは、名誉はともかく生活が出来る程度の富みを持つ必要があります。そうしますと仕事は一生懸命しなければなりません。

私の場合は、だいたい仕事がうまく行かない場合に、怒りがおこります。

怒りは瞬発的なものであって、なかなか「正知」でもってなくすということができません。それほど凡夫ということでしょうか。
幸いビジネスパートナーは面前にいなくて、ネットによるChatのやりとりですので怒っていることなど分からないと思いますが、
私が天を仰いでいるのはだいたい怒っている時ですw。

また、私の場合、今のビジネスパートナーには怒らないということを基本にしています。
理由はビジネスパートナーが外国人だからです。

怒って何か改善できるなら、それを利用することもあるでしょうが、だいたいのトラブルの原因はコミュケーション不足の問題です。
日本人ならある程度の説明で分かるものが、外国人では分かってもらえないというのがトラブルの大本です。

ですから、怒ったところで反発されるだけで何も改善しないのです。

日本人同士のビジネスの場合は、そういう前提のコミュニケーションの問題はほとんどなく、先方のミスで発生する問題が多いです。
だから「どうしてそうなったのか」と聞くと、嘘で繕うことが多く話しをすると直ぐに嘘が分かって「何を言っているの?」と
怒らざるを得ず、逆に日本人の場合は怒らないと仕事が先に進みません。納期通りにやろうと思ったら怒る必要があるのです。

何でこうなんだろうと思います。まあ、そいうことですから、日本では仕事を進める方便に怒っているという感じです。
最近、こういう怒りを伴う仕事が本当に嫌になってきました。

最近は日本の企業とのおつきあいはほとんどない仕事をしていますが、最近、勧誘があって仕事を始めたものがありましたが、その勧誘をしてきた営業が毎日のように電話をかけてきて、こちらの仕事が邪魔されるので、Chatを使ったコミュニケーションに誘導したのですが、返事が遅いと怒り出します。日本人のコミュニケーションをベースにした仕事手法で本当に嫌になり仕事をお断りしました。

思うに、日本人のパートナーは極力減らし、ほとんどを外国人にしようかと思っています。
そうすれば、怒りを方便にするような仕事は減るだろうと思っています。