自信不及のいたすところ

努力精進の章で落ち込むなということが何度もでてきます。

表題は元々は禅宗の言葉です。

努力精進をしていると、自分には出来ないと思って落ち込むことがありますね。
そんな時にこのお言葉を思い出します。

特にこれは聖道門においてですが、浄土門でもそうですね。全く進んでいる感じがせずに落ち込むことがあります。

聖道門では落ち込んでいては修行にならないですから、まず自分が仏になれるということを信じられないと先に進めません。


釈迦ももとより凡夫なり
我も悟れば仏なり

結局、自分を信じるということから始めなければなりません。

「奇なるかな、奇なるかな、一切衆生悉く皆な如来智慧徳相を具有す。」

仏様の眼には私たちがいずれ仏になる姿が映っています。

一切悉有仏性、如来蔵である私、親様がいると信じることができれば、地獄には行かなくなります。