人間親鸞聖人ではなく、親鸞聖人の法身にまみえるべき

果たして、私たちはどういうように聖人と向き合うべきでしょうか。

難思の弘誓は難度海を度する大船
無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり

これは聖人の全身であります。親鸞聖人が残されたお言葉、それこそが聖人の法身なのであって、それをいつも拝読していただいて行くことが大切です。

そういえば、先生の家に、瑞剣先生のご真筆で上のお言葉が書かれて、なおかつ、手で赤い判子が押された色紙を拝見したことがあります。
これを置き手といって、法然上人も、一枚記証文に上人の両手印を押されています。
置き手は掟に通じるのでして、とても大切な教えであるということを示しているのです。

瑞剱先生は特に上のお言葉を大切にされています。私たちもこのお言葉に本当の明かりを見つけるべきではないでしょうか。